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学校給食とトイレの問題

学校給食はいまだにパンと牛乳らしい。
パンの比率は昔よりはずっと減って米飯がだいぶ出るらしいが、牛乳に関しては相変わらずのようだ。

牛乳が日本人の体質に合っていないことはだいぶ知られるようになってきたと思う。
おなかゴロゴロは牛乳の乳糖という成分が腸で分解できないために起きる。
乳糖不耐性
このため乳糖を除いた牛乳が売られているが、なにもそこまでして飲む必要もないのではないか。





哺乳類は本来授乳期を過ぎれば自然とこの不耐性を持ち、あえて乳を飲む必要はなくなる。
だから牧畜の歴史が長い民族が腸で乳糖を分解できるようになったのはむしろ一種の例外で、それもまた気候風土への適応であって、彼らは彼ら、日本人は日本人でいいはずだ。
それがなぜか戦後のおかしな認識で欧米人の体格に追いつけとなって、無理やり慣れぬ牛乳を飲まされてきた。
当初は戦後の欠食児童に対する栄養対策だったが、アメリカの余剰小麦輸出政策と乳製品普及が並行して進められ、以来成長期のカルシウム摂取には牛乳が一番というのが日本の栄養学の常識となって現在に至っている。


幼少時より牛乳が大嫌いだった。
それでも当時の学校給食は「残さず食べろ」という例外なき強制力が働いていて(TPPのようだ)、仕方なくまず牛乳を片付けてしまおうと考えた私は毎回あのキンキンに冷えた牛乳を一気飲みしていたのだった。
そして必ずと言っていいほど午後は腹がゆるくなり、トイレに行きたくなってくる。
ここにさらなる大問題が控えている。

学校のトイレでウンチをするヤツは許されない

誰かがトイレに入り、ひとつでも“大”の個室が使用中らしいことがわかると、すぐさま「一体誰がウンチしているのか」といった騒ぎとなり、大勢の援軍が押し寄せて出てくる者を見張っている。
ひどい時は個室はなぜか扉の上部が開いた構造になっているので、扉によじ登って中を覗くバカまで出てくる(実際私はこれをされたことがある。誰にされたか言いたくて堪らないが一応そいつの名誉を考えて伏せておこう)。
この地獄が小中6年間も続いていた。

今にして思えば、他にも私と同じ体質傾向の人間はいたはずだったこと、女子は皆個室だからこうした問題はなかったのか、等々種々の疑問がよぎる。
何より誰彼構わずこのいじめの対象になりえた怖さ。

じつはこの問題はだいぶ前にテレビなどでとり上げられたことがあって、“学校のトイレでウンチをしよう”キャンペーンなんていうのを聞いた覚えもある。
その後この問題は無事解決したのだろうか。
今でもこれが続いているとしたら、学校サイドで徹底的に解決すべき生涯に決定的な悪影響を及ぼす問題なのだ。
無理に便意を我慢をすることが習慣化すると次第に便秘状態となり、むしろトイレに行かなくて済むので子どもとしては都合が良くなるのでこれを放置する。
すると成長してトイレに入ることが恥ずかしいことではなくなっても、慢性化してしまった便秘症が続くのである。
おそらく私自身がこのケースであり、慢性の便秘状態を違和感なく受け入れてしまっていて、それは実は大変異常な事態なのである。

要するに学校には2点の大問題がある。
第1にいまだに給食で牛乳を飲ませていること
少なくとも親との相談の上、牛乳が体にあっていない子どもには無理に牛乳を飲ませないようにしてほしい。
おそらく栄養指導上、成長期には欠かせないとの反発が根強くなかなか難しいのだろうが、幅広く情報収集して信念を持つ親はしっかり子どもを守ってほしい。
第2点として、トイレ習慣を軽視し、それがいじめの温床となっていること
“食べる”教育だけするのではなく、“出す”ことも教えていかなければイキモノとして明らかにアンバランスである。
食べて出すことはふつうなのだと徹底して教え込む。
常々テレビなどでの“大食い”番組が変わらず人気なのは、この認識が明らかに欠けているからじゃないのかと思っている。
“大食い”はそのぶん“たくさん出す”ことを想像すれば、気持ち悪くてあんな番組はとても見てなんかいられない。
“出す”のが気持ち悪いのではない。異常に出るほど“食らう”のが不快なのだ。

ちょっと待てよ、日本の教育全般において、このインプット偏重、アウトプット軽視というのはすべてに通じる問題じゃないか。
知識の詰め込み一方で、表現力がまったく欠如したディベート、プレゼンテーションの苦手な学生たち。


大風呂敷広げるのはやめとくとして、上記2点の相関関係?と問題性について、これまで誰か経験に基づいてちゃんと発言してきた人がいるのだろうか。

何しろ積年の恨みがこもっているのでこの問題についてはしつこいし、本当に何とかしたいと考えている。



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by taotao214 | 2011-11-13 23:39 | 腸の問題


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